中川歯科医院では、可能性がある限り天然歯を残す治療を行っていますが、それでもやむを得ず歯を失ってしまった方のために、インプラント、ブリッジ、入れ歯の治療を行っています。
インプラント
インプラント治療は、失った歯の代わりに人工歯根（インプラント）を埋め込む治療法です。当院では、信頼性が高く日本人のあごに合う『ストローマンインプラント』を使用しております。 歯を失ったすべての方に適応する治療法ではありませんが、義歯を入れられない方、ブリッジや移植の適応症ではない方、移植する歯がない方には、必要な治療法だと考えています。
インプラント治療の適応症
歯を一本だけ失った場合
歯が抜けてしまうと、あごの骨が委縮してしまい、本来の骨量が維持できなくなってきます。ブリッジを入れることはできますが、左右の健康な歯を削る必要があるため、その歯の寿命が短くなってしまいます。インプラントは人工歯根を埋入して修復するため、天然歯のような自然さがあり、あごの骨の萎縮を避けることができます。
数本の歯を失った場合
数本のインプラントを歯のない部分に入れて、それを土台としてヘッド部にブリッジをかぶせます。このケースでもあごの骨の萎縮を避けることができます。
歯のない部分が広い場合
臼歯が失われた場合、従来ですと取り外し式の部分入れ歯で咬合機能を回復させておりました。インプラントを使うことで『固定式』人工歯を入れることができるので、天然歯と同様の感覚で食事や会話を楽しめます。
歯がまったくない場合
下顎の歯が1本もない場合、その修復にはインプラントがよく利用されます。インプラントのヘッド部をバー状の維持装置で連結して、その上に取り外し式の入れ歯をしっかりと固定します。この場合も、天然歯と同様の感覚で食事や会話を楽しめます。
インプラント治療の流れ
STEP1診断と治療計画
レントゲンなどを使った十分な診断の後、インプラント治療や治療後に必要となるケアについて、くわしくご説明しています。当院で使用しているストローマンデンタルインプラントシステムの取り扱いは、専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが行っています。
STEP2インプラント手術
局所麻酔を行って、純チタン製の小さなネジのような形状のインプラントをあごの骨に埋め込みます。当院で採用しているストローマンデンタルインプラントシステムの形状は、日本人のあごにとても適しています。
STEP3インプラントと骨の結合期間
インプラントと骨がくっつくまで、6～24週間かかります。この期間もほとんどの場合、インプラントの上に仮歯を入れますので、食事や会話など日常生活に支障はありません。
STEP4歯の装着
ITIインプラントの場合、ここで人工の歯を取り付けます。 手術1回式のストローマンデンタルインプラントシステムなので、ここでもう一度手術をする必要がありません。
インプラントの治療費
※すべて税別です。
| カウンセリング料 | 無料 |
|---|---|
| ＣＴ撮影料 | 15,000円～20,000円 |
当院では『東中野ユニゾンデンタルオフィス様』『整美会矯正歯科様』でのＣＴ撮影をご紹介しています。
| 仮歯作成 | 無料 |
|---|---|
| インプラント埋入料（手術料を含む） 1本 | 262,500円 |
| 人工歯 ハイブリッドセラミック | 94,500円 |
| 前装鋳造冠（見える所だけ白くする場合） | 157,500円 |
| メタルクラウン | 126,000円 |
骨量を増やす場合
| ソケットリフト | 52,500円 |
|---|---|
| スプリットクレス | 52,500円 |
※症例によっては無料で行っております。
ブリッジ
当院ではできるだけ削らない治療を行っているため、ブリッジの治療をご希望の場合にも、インレーブリッジなど、できるだけ削らない接着性のブリッジを使用しています。
入れ歯
「入れ歯は痛い」「違和感がある」と諦めないでください。
当院では、お口全体を診察し、計画的な治療を行い、かみ合わせをしっかり調整して、患者さま一人ひとりにあった入れ歯をお作りしています。そのため、入れ歯でも痛みが無くしっかりと噛めるようになります。
理想は天然の歯をいつまでも健康に保つことですが、ご自分の歯を失った場合に頼るのは入れ歯です。入れ歯は残された歯にできるだけ余計な負担をかけずに有効活用するためのものです。正しい位置に入れ歯が無いと、食事の際に違和感や痛みがあったり、会話時の発音に悪影響がでたりします。さらに、頭痛や肩こりを引き起こす場合もあります。
「噛む」という行為は健康に直結し、脳の活性化にも役立っています。
合わない入れ歯をそのまま使っていると、残された歯の寿命が縮まってしまうだけでなく、健康にも悪影響があります。不適切なかみ合わせによって、顎の痛み、頭痛、肩や首、背中の痛みなど、体調の不調が全身へと広がっていく場合もあります。
合わない入れ歯で起こる、自覚症状
- 入れ歯が歯茎に当たって痛む
- 入れ歯に違和感がある
- 入れ歯がグラグラ動く
- 食事のたびにズレたり外れたりする
- 食事をすると歯ぐきから出血することがある
- 食べ物が間に詰まって痛みを感じる
- 入れ歯が大きい感じがする
- 入れ歯が歯ぐきに当たって歯ぐきが赤く腫れる
- 食事の際、あまり味を感じない
- 熱い、冷たいなどの感覚が無いので、口の中が麻痺しているように感じる
- 空気が抜けて、うまく話せない
- 入れ歯を漬けていると、首や肩、背中が痛くなる
こうした自覚症状がある場合には、お気軽にご相談ください。
